ふいの地震にふだんの備え 〜身近なもの活用術〜  間もなく東日本大震災から5年。あの日を教訓に、ふだんの備えとして非常持ち出し品や日常備蓄(日用品を少し多めに買い置きすること)の準備を呼びかけています。今回は、日常にあるものを使い、いざという時に役立つ“身近なもの活用術”をご紹介します。 ■ビニール袋が固定具に!  大地震などでケガをした時の応急手当に使える活用術。ビニール袋の両サイドを切り、手に持つ部分を首に掛けるだけです。雑誌などを添え木代わりにすると、より患部が安定します。 ■ゴミ袋は、防寒衣や雨具に変身!  45リットル以上のゴミ袋を用意。災害時、逆さま(開口部を下)にして上と左右に穴を開ければ、あっという間に防寒衣に変身、雨衣としても使えます。 ■節水や防水対策には、ラップを使用!  キッチンにあるラップは災害時にはとても役立ちます。お皿に巻いて使用すれば節水対策、携帯電話やスマホに巻けば防水対策もできます。また、身体に巻けば防寒対策にもなり、そのまま長く伸ばせばひもの代わりにも。いろいろ使える便利グッズです。 ■ツナ缶がろうそく代わりに!  ツナ缶の油を利用したランプです。缶に穴を開け、芯を差し込みます。芯には綿のひも等がよいですが、コーヒーのフィルタをこよりにしても使用でき、2時間くらい持ちます。火が消えた後は、中身のツナも食べることができます。 ■“新聞紙”活用法!  新聞紙は応急的な添え木になったり、防寒対策に使えたりと、災害時に役立ちます。新聞紙でつくった簡易スリッパ、意外と温かいですよ。 【新聞紙スリッパをつくってみよう】 @新聞の全面を半分に折り、さらに4つに畳んで折しろをつける。 A上から4分の1のところを手前に折り、もう一度手前に折る。 B縦の3分の1のところを後ろに折る。 C裏側の部分を、はさみ込むように重ねる。 Dスリッパのつま先とかかと部分の角を三角に折り、内側に折り込む。 Eスリッパを裏返し、底の部分を三角に折り込んで完成!さらに中敷きを入れるとより丈夫。  非常持ち出し品などのふだんの備えや地震が発生したときの行動など、詳しくは警視庁ホームページ内「地震のときはこうしよう」をご覧ください。 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/jisin/img/jp2015.pdf